昔から片方だけにほうれい線が目立つ、だんだん片方だけほうれい線が深くなってきた、そんな経験がある女性も多いことと思います。
ほうれい線は歳をとるごとに深くなっていくのが一般的ですが、片方だけにできる場合は加齢が原因ではなく、何気ない日常的な習慣が原因になります。
どんな習慣が原因になるのか、どのように習慣を変えれば片方のほうれい線が消えるのか、気になりますよね。
そこで今回は、ほうれい線が片方だけ深くなる原因と消す方法についてご紹介します。
目次
ほうれい線が片方だけ深いときはどうする?
片方だけの頬にほうれい線ができる・・・どうしたらいいかわからない!そんな悩みを抱える女性は多いです。
昔から笑いジワが片方だけ酷いとか、片方だけ笑いジワが残ることがあって気がつくと治っていたけど最近は治らなくなってきたとか、状況はひとそれぞれのようですが、共通しているのが片方だけということです。
一般的に、ほうれい線の原因は加齢による肌のたるみですが、片方だけの場合は肌の老化が原因ではありません。
片方だけのほうれい線の原因は、普段の習慣が原因になっていることが多いです。
日常的に無意識にやっていることが片方のほうれい線を深くしているというわけです。
であれば、その生活習慣を見直せば、ほうれい線が改善される可能性があります。
片方だけほうれい線ができる悪い習慣とは一体何でしょうか?
まずは片方だけほうれい線ができる原因から見てみましょう。
片方だけほうれい線ができる原因とは
片方だけほうれい線ができる原因としては主に、
- 噛み癖
- 寝方
- 頬杖
が考えられます。
噛み癖
片噛みする癖のある方は要注意です。
長年の習慣で食事の時に片方だけでよく噛んでいる場合、片方の筋肉が鍛えられて筋肉の付き方のバランスが悪くなります。
これは無意識にしている場合もあるので気づいていないかもしれません。
ここで、ほうれい線が出来るのが「よく噛んでいる方」だという意見と「噛まない方」だという意見の2つがあります。
よく噛んでいる方にほうれい線が出来る理由
よく噛んでいる方にほうれい線が出来る理由としては、筋肉が鍛えられて口角が引き上げられたことによって、ほうれい線部分に負担が生じて深くなるということがあります。
一見、口角が上がるのは良いことに思えますが、両方でバランスが悪いと口の両端が左右で対称にならなくなり、このズレがほうれい線になってしまうということになります。
噛まない方にほうれい線が出来る理由
一方、噛まない方にほうれい線が出来る理由としては、筋肉が使われなくなるため衰えてしまい、皮膚がたるんでほうれい線が深くなってしまうということがあります。
ほうれい線が目立つ原因の中に表情筋の衰えがありますが、あまり噛まないことで筋肉が衰えてしまうと、皮膚や脂肪を支えるのに筋力が足りずにお肌が垂れてきてしまいます。
結局どっち?
それぞれ異なる意見のようにも見えますが、結局のところは筋肉が付きすぎても筋肉が衰えてもダメということですね。
適切な筋力をバランスよくつけていることが大事になります。
また、片方の歯ばかりで噛む癖があると、噛み合わせがずれてきてしまうという問題もありますし、片方の歯ばかり使うと歯の摩耗も偏り、顎関節症の原因にもなります。
寝方
横向きに寝ている場合も片方だけほうれい線ができる原因になります。
片側にばかり身体を向けて寝ている場合、顔が横向きになっているため片側ばかりに負担がかかってしまいます。
寝ているときの姿勢は無意識にしていることですし、何と言っても睡眠中なので気づかないことが多いですね。
これもまた、ほうれい線が出来るのが横向きで寝るときの「下になる方」だという意見と「上になる方」だという意見の2つがあります。
横向きで寝るときの下になる方にほうれい線が出来る理由
横向きで寝るときの下になる方にほうれい線が出来るという理由としては、枕などで口や頬が圧迫されて、ほうれい線付近にシワができてしまうことになります。
この状態を何時間も続けることによってほうれい線がくっきりと残ってしまいます。
横向きで寝るときの上になる方にほうれい線が出来る理由
横向きで寝るときの上になる方にほうれい線が出来るという理由としては、重量の影響で上になった頬が反対側へ垂れてきてたるんでしまうというものです。
大した影響ではないように思えますが、これも毎日続けることで徐々に片側だけたるみが大きくなってしまいます。
結局どっち?
これもそれぞれ異なる意見のように見えますが、一方だけのお肌に負担をかけても、一方だけに重力をかけてもダメだということですね。
負担も重力も両方にバランスよくかけるのが大事ということです。
頬杖
頬杖もほうれい線ができる原因になります。
頬杖をつく場合も片方の頬に圧力がかかってしまい、片方の頬だけ変形した状態でキープされてしまいます。
睡眠時のような長時間ではないとしても、普段から無意識に何度も繰り返すことで片側だけに負担がかかり続けてたるみができでしまいます。
また、片側でなく両方なら良いのかというとそうでもなく、頬に負担をかけることは避けた方が良いですね。
ほうれい線が片方だけできたときに消す方法とは
片方だけにほうれい線ができる原因について見てきました。
左右の筋肉の付き方が均一でない場合や、左右の負担のかかり方や重力のかかり方が均一でない場合に、片方だけにほうれい線ができる可能性があります。
そのため、これらの習慣を変えることが、片方にできたほうれい線を消すために必要になります。
左右で噛む
片噛みを治すには、逆の方で噛むようにするという方法もありますが、その場合はすでに起きているズレが複雑化するだけだという意見もあります。
そのため、逆で噛むのではなく、両方で同時に噛む、なるべく左右でバランスよく噛むことをが大事になるということです。
但し、左右均等に噛むことは難しいという意見もあります。
右手と左手で同じように字が書けないのと同じで、口の中も左右で同じように噛むことは難しいということです。
みなさん成長する過程で自分の好みで噛み方を作り上げてきます。
噛み癖というのはどうしてもできてしまいますので噛みやすい側が存在し、バランスよく噛むことは難しいかもしれません。
ですが、噛み方の差が大きいならば、その差を縮めることはできるのではと考えています。
普段噛んでいない方を意識して噛むようにするだけでも状況は改善していくでしょう。
ガムを使って練習する
とは言え、食事の時に心がけるだけでは難しいでしょう。
そこで、ガムを使って噛む練習をするのはいかがでしょうか。
ガムを使った噛む練習としては、
- 左右両方にガムを含んで両方同時に噛む
- 片側で噛んでから同じ回数だけ逆側で噛む
などがあります。
やりやすさや効果は現在の噛み方の状況にもよりますので、いろいろ試しながらやりやすい方法や効果のある方法を見つけていくのがオススメです。
但し、やりすぎは禁物です。
普段の食事でも1時間など長時間み続けることはないので、やりすぎて筋肉が変についたり悪い噛み方が習慣になったりしないように気を付けましょう。
仰向けで寝る
美容を考えた場合、仰向け寝がオススメです。
横向き寝やうつ伏せ寝の場合、顔のシワ以外にも、骨盤をゆがませたり、またその骨盤のゆがみから肥満になったりする原因になる可能性もあります。
身体への負担の大きい横向き寝やうつ伏せ寝でなく、仰向けで寝てみましょう。
とは言え、寝ている間に寝返りを打つことはあるので、朝まで仰向けで寝ているとは限りません。なるべく仰向けで寝ましょう、という感じになります。
私の個人的な経験では、枕無しで両手両足を少し広げた状態で仰向けで寝ると、朝まで同じ姿勢で寝ていたりします。
仰向けで寝ると腰が痛い場合は、こちらが参考になります。
仰向け寝に向いている枕もあります。
こういうものも試してみたいですね。
頬杖をつかない
あとは、頬杖をつかないことですね。
これは気を付ければできそうです。
まとめ
ほうれい線が片方だけ深くなる原因と消す方法についてご紹介しました。
片方だけのほうれい線の原因は、普段の習慣が原因になります。
主に、片側だけで噛む癖や、横向きねやうつぶせ寝、頬杖をつく習慣などが片方だけほうれい線ができる原因になります。
これらの習慣を変えることで、左右のバランスが取れて片方だけのほうれい線は解消されることでしょう。
身体の左右のバランスが崩れることは、ほうれい線以外にも悪い影響を与えてしまいます。
バランスをとるような生活習慣を心がけ、顔も身体も健康な状態を維持したいものですね。