ほうれい線の原因になる糖化を防ぐ食事法や抗糖化食材について

ほうれい線

歳とともに溝が深くなり見た目年齢を引き上げてしまうほうれい線。
ほうれい線が目立つだけでドーンと老けて見られてしまうので悩ましい問題ですよね。
そんな多くの女性の悩みの種であるほうれい線ですが、最近の研究によってほうれい線の大きな原因の1つに「糖化」が関わっていることがわかってきました。
糖化について知っておくことで憎きほうれい線を予防できるかもしれませんよね。

そこで今回は、ほうれい線の原因になる糖化についてご紹介します。

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目次

ほうれい線の原因にもなる糖化とは

近年、老化を促進する大きな原因の1つとして注目されているのが「糖化」です。
糖化が進むことで肌のシワやたるみにもつながってしまいます。

まずは糖化について見てみましょう。

糖化とは

糖化とは、摂取した余分な糖質が体内のコラーゲンなどのタンパク質と結びついた状態を言います。
糖化により肌のハリや弾力が失われ、シワやくすみ、ほうれい線などのたるみの原因になります。

糖化は老化を促進する要因として注目されており、活性酸素による酸化を「体のサビ」と言ったりしますが、それに対し、糖化は「体のコゲ」とも言われています。
また、糖化によりAGEs(終末糖化産物)が生成され、ほうれい線だけでなく、多くの病気の原因となります。

糖化の原因

糖化は、血糖値が上昇した状態が続く慢性的な高血糖など、不適切な生活習慣により加速させてしまいます。
血糖値は食事の内容によっては上昇したままなかなか下がらなくなります。
また、ケーキやスナック菓子、ジュースなど糖質が多く含まれる食品の摂取も原因となります。
高血糖が続かないよう毎日の食生活に気を付ける必要があります。

AGEsを多く含む食品を摂ることも糖化を加速させる原因になります。
AGEsは食材によって量が変わり、肉類が多い傾向があります。
また、調理方法によっても量が変わります。とんかつや唐揚げなどの揚げ物はAGEsも多くなります。
知らないうちに身体にAGEsを摂取して体内に蓄積してしまっているかもしれません。

糖化を防ぐ食事法とは

糖化を防ぐには血糖値の急上昇や慢性的な上昇を避けることが大事です。
そのため、食事の方法を工夫することが糖化を抑えるためには必要になってきます。
血糖値を抑えるには食べ方や食べる順序、食材や料理の調理法の選び方がポイントになります。

食べ過ぎない、炭水化物を摂りすぎない

食事の量が多すぎると糖化が進みやすいので、「食べ放題」や「大盛り無料」などに弱い方は要注意です。
また、ご飯やパンなどの炭水化物が多い食事は血糖値が上がりやすくなります。
いずれにせよ、食べすぎは禁物です。

食事を少量ずつ、回数を多くする

1日の食事の回数が少ないと1回の食事の量が増えてしまい、血糖値が急上昇する原因になります。
例えば朝食を抜いたりすると、血糖値が低い状態が続いた後で昼食を摂ることになるため、血糖値が急上昇して糖化が加速してしまいます。
1回の食事量を血糖値が急上昇しない程度に抑え、さらに1日の食事を3回に分けるなど回数を多くすることも大事になります。

ゆっくり食べる

食べ方によっても糖化が進みやすくなります。
ゆっくりよく噛んで食べた方が急いで食べるよりも血糖値の上昇が緩やかになり、糖化の予防になります。
また、早食いすることにより満腹感を感じるより先に食べすぎてしまい、糖を過剰に摂取することにもつながるので要注意です。

野菜から食べる

食べる順序によっても糖化に影響します。
野菜を先に食べることにより、野菜の食物繊維が炭水化物などの糖質の吸収を遅くするため、血糖値の急上昇を抑えてくれます。
ご飯やお肉を食べる前にサラダから食べる、など意識してみましょう。

GI値の低い食品を食べる

GI値とは血糖値の上昇のスピードを数値化した値であり、GI値が低い食事を行うことは糖化を軽減することになります。
例えば、白米よりは玄米、フランスパンよりも全粒粉パン、うどんよりも蕎麦の方がGI値が低く血糖値も上がりにいため、糖化も抑えられることになります。

AGEsが少ない料理を食べる

AGEsが多い料理を食べていると体内に蓄積されてしまいます。
そのため、AGEsが少ない料理を食べることを心がけることも大事になります。
AGEsの量は調理の仕方によって、生<茹で<焼き<揚げ、の順に多くなります。
そのため、ステーキよりしゃぶしゃぶ、目玉焼きよりゆで卵、焼き魚より刺身、を選んだ方が良いと言えます。
ですが、焼いたものや揚げたものを一切食べないようにするということではありません。
AGEsが多いものばかり続けて食べるのは良くないので、3回に1回はAGEsの少ない料理、という具合にするだけでも効果はあるようです。


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抗糖化作用のある食材とは

血糖値を抑える食べ方や食材選びに気を付けたら、次は糖化を防ぐ食品を足してみましょう。
抗糖化作用のある食材を積極的にとることは、糖化を抑えることにもつながります。

お茶

高濃度の茶カテキンを長期的に摂取することで血糖値を低下させられることがわかっています。
そのため、濃い緑茶は糖化の予防効果が期待できると考えられています。

ここで気になるのが、濃い緑茶はカフェインが多いということです。
私は緑茶を飲むと夜なかなか眠れなくなるので基本的に飲めません・・・ ^ ^;

ですが、カフェインレスの健康茶にも、強い抗糖化作用を持つものがあることを、同志社大学の八木雅之教授らが突き止めたということです。
1日1~2杯で効果ができます。
80種類以上の健康茶の中から選びだした9種類が以下になります。

  1. 甜茶
  2. ドクダミ茶
  3. ルイボスティー
  4. 柿の葉茶
  5. シソ茶
  6. グアバ茶
  7. バナバ茶
  8. ハマ茶
  9. クマザサ茶

特に上からの3つの「甜茶」「ドクダミ茶」「ルイボスティー」はオススメとのことです。

生姜

生姜に含まれるショウガオールには糖化を阻止する効能があるそうです。

ショウガオールには体内の脂肪や糖質の燃焼を促し、身体の内側から温める働きがあります。
生姜を乾燥したり加熱した時にジンゲロールが変化してショウガオールになります。
そのため、糖質の燃焼を期待する場合は、生の生姜ではなく加熱したり乾燥したりした生姜の方が適しています。

「本当に怖い老化食品 知らずに食べればボケていく」(白澤 卓二(著))のP20によると、インドにある国立栄養研究所によって糖化を防ぐ効果のあるいろいろな食品が発見され、その中でも最も糖化阻止力が高かったのが、生姜だったということです。
以下の順番で糖化阻止力が高いようです。

  1. 生姜
  2. シナモン
  3. クミン
  4. 黒コショウ
  5. バジル
  6. リンゴ
  7. ツルレイシ
  8. レモン
  9. ニンニク
  10. オレンジ
  11. キュウリ
  12. 玉ねぎ

これらの食材は積極的に摂っていきたいものですね。

まとめ

ほうれい線の原因になる糖化についてご紹介しました。

糖化とは、摂取した余分な糖質が体内のタンパク質と結びつくことで、肌のハリや弾力を失って、シワやくすみ、ほうれい線などのたるみの原因になるものです。

糖化は高血糖などの不適切な生活習慣によって加速されます。
そのため、血糖値の急上昇や慢性的な上昇を避けるように、食生活を工夫することが大事になります。
血糖値を抑えるには食べ方や食べる順序、食材や料理の調理法の選び方がポイントになります。
また、血糖値を抑えたり糖質を燃焼したりする、抗糖化食品を積極的に摂ることも大事です。

身体全体の老化を進めてしまう糖化を抑えて、ほうれい線を予防したいものですね。

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