雛人形の木目込み人形とは 衣裳着人形とどちらがいい?

ひな祭り

雛人形の人形の種類には、衣裳着人形と木目込み人形があります。
雛人形と言えば衣裳着人形のイメージがありますが、木目込み人形のかわいらしさに惹かれる方も多いようです。
ですが、まだまだ衣裳着人形の方が一般的な印象があります。
子供が大きくなって、他の子と違うことで嫌がったりしないか気になる方もいらっしゃるかと思います。
そして、衣裳着人形も豪華で素晴らしいので、衣裳着人形にするか木目込み人形にするか、迷われる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、木目込み人形についてご紹介します。

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目次

雛人形の木目込み人形とは

木目込み人形(きめこみにんぎょう)とは、桐塑(とうそ)という粘土の一種や木で作られた人形です。
人形の本体に筋彫りを入れて衣服のシワや模様を表現し、筋彫りに布の端を押し込んで衣裳を着ているように仕立てています。
筋彫りに布の端を押し込むことを「木目込む」ということからこの名前になっています。

雛人形には衣裳着人形と木目込み人形の2つがあります。
衣裳着人形の方が一般的な印象がありますが、木目込み人形も江戸時代から伝わる伝統工芸品です。

木目込み人形と衣裳着人形のどちらがいい?

雛人形を選ぶとき、衣裳着の人形がいいのか木目込みの人形がいいのか、迷うところだと思います。

一般的な雛人形は衣裳着の人形のイメージがありますが、木目込みの人形は変でしょうか。
木目込みは一見地味ですが、穏やかでやさしい顔をしていてどことなく自分の子に似ているという方もいます。
そこが人気なのかもしれませんが、将来子供が「他の子の雛人形と違う! 」とか言わないか心配される方もいるようです。
一方で、衣裳着のお雛様の方は華やかでキレイで美人ですが、顔が怖いと感じる方もいます。

みなさんはどのようにして選んでいるのでしょうか。

雛人形 木目込み人形

木目込み人形を選んだ方、自分が親から木目込み人形をもらった方たちの意見は以下のようなものです。

  • うちの娘の雛人形は、木目込み15人飾り。
    なぜそれを選んだかというと、
    一般的な雛人形が怖いと感じたこと
    木目込みの方が柔和な印象をうけたこと
    ・同じ人数、お道具の量でも木目込みの方が省スペースであること
    これらが挙げられる。
  • 木目込みのお雛様は昔から市民権を得ているので、「他の子と違う」と言われることは絶対にないはず。どちらも一般的な普通のお雛様。
    お部屋になるべくものを置かないようにしていてスッキリしているのなら木目込みが素敵。
  • 母と祖母が選んで買ってきた私のお雛様は木目込みだった。
    何より癒されるし落ち着く。何年経っても飽きないし、私の家は三人官女までなので、毎年かかさず出している。
  • うちは木目込みの雛人形。
    購入時母と見に行き、他にもいろいろあったが、やはり何だか上品で優しくてこれならずっと飽きずに飾ってあげられるなと思って決めた。
    うちは娘3人いるが、誰も他の雛人形と比べたり嫌がる子はいなかった

木目込み人形に対しては「柔和」「優しい」「上品」「癒される」「落ち着く」「飽きない」このような印象を持たれているようですね。
衣裳着人形よりかわいらしい作りで、ちょこんとしているのを見ているとなんだかほっこりしてきます。
また、よくよく見るとなかなか味わい深いお人形ですよね。
童顔なお顔をしているので、衣裳着人形のような怖い印象を持たれる方もあまりいないのではと思います。

気になる点としては、衣裳着人形のような豪華さはありませんので、ご両親などから嫌がられないか、また、子供が他の子供との人形と違うことで嫌がったりしないか、などがあります。
そして、木目込み人形を考えていたけども、結局は衣裳着人形にしたという方もいるようです。

雛人形 衣裳着

では、木目込み人形でなく衣裳着人形を選んだ方の理由はどのようなものでしょうか。

自分(お母さん)は木目込み人形が好きだけど、最終的に衣裳着人形を選んだという方たちの意見です。

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  • 私は木目込みが大好き。
    ただ、これは大人の好みになるのかなと思う。大人になってから、初めて木目込みの良さがわかると言うか。
    小さな子供にとっては、やはり華やかな衣裳着のお雛様の方が喜ぶ
    うちの娘には、衣裳着の平飾りにした。
  • 私が一番気に入ったのは当時流行りだったのか、立ち姿の親王飾りで、親が気に入ったのが立ち姿の木目込みだった。
    「立ち雛」というのが、すごく素敵だけどやはり「一般的な雛飾りではない」というところが引っ掛かった。
    立ち姿の木目込みは、雛飾りというより「ペアのお人形飾り」にも見える。
    雛人形を見慣れてる大人目線では、少し変わった雛飾りがすごく素敵に見えたけど、子ども目線で見たら「一般的にイメージするお雛様」がいいんじゃないかな?と、最終的に結論が出て、一般的な親王飾りに決めた。
  • 私も木目込み人形が好みだったが、お金を出すスポンサー(実親)が一般的な雛人形を推してきたので諦めた。
    私は雛人形等に思い入れがあるわけじゃないからスポンサーの言うとおりにした。不満はないが、大きさについては後悔。
  • お店に足を運び、はじめて人形選びは好みとフィーリングだと思った。
    わたしも、木目込みの15人飾りを候補にいれていたんですが、やっぱり普通の衣裳を着けた人形に心惹かれてしまった
    結局は3段の5人飾りのお雛様の顔と衣裳、全体のバランスが決め手となってそれに決めた。

木目込み人形を候補に考えていたけど衣裳着人形に決めた方の理由としては、「子供は衣裳着人形の方が喜ぶから」「子供のために一般的なイメージの雛人形がいい」「お金を出す両親が衣裳着人形を推したから」「衣裳着人形の豪華さに惹かれた」というのがありますね。

衣裳着人形は木目込み人形よりも豪華で見た目も鮮やかですよね。
なので、実物を比べて、衣裳着人形の豪華さに惹かれた方もいるのは当然です。

また、ご両親は特に雛人形と言えば衣裳着人形というイメージが強いと思いますので、お金を出してくれるご両親の意見を尊重して衣裳着人形にするというのもわかる話だと思います。
やはり家族で納得のいくものを選びたいものですよね。

自分(お母さん)は木目込み人形が気に入っているけど、子供のことを考えて木目込み人形をやめる、という方もいます。
やはり子供のものを買うということを考えて、子供が喜びそうなもの、一般的なもの、という選び方になる方も多いかと思います。
私も迷ったら、一般的な方を選んでしまいます。
ですが、お母さんが好きでないものを選んでもいいのでしょうか。

雛人形を子供が好きになるには

木目込み人形をあきらめて衣裳着人形で満足できれば良いですが、心残りがある場合、子供にもそれが伝わってしまうかもしれませんよね。

お子さんはまだ小さいと思いますので、まずはお父さん、お母さんが気に入ったものを選ぶことも大事ではないかと思います。
そして、自分が好きな人形を大切にしていくことをお子さんに見せれば、お子さんも人形を好きになり大切にしてくれることと思います。
もちろん他の子の雛人形と違う場合もあると思いますが、他の子と違う素敵なお人形なんだということを教えてあげることも大事なのではないかと思っています。

このような意見もあります。

  • 私のお雛様は木目込みだった。
    子供心に「普通のが欲しい!!」と言っていたが、母と祖母は大人になっても飽きないようにと悩んで買ってきてくれたそう。
    中学生、高校生になるにつれて、素敵だなーと思うようになり、結婚した今ではとっても気に入っている。

親が気に入ったものを選び、毎年飾ってお手入れして、お子さんに「自分だけの大切なお人形」ということを伝えていくのが大事と思います。

まずはお店へ行って実物を見てみましょう。何かインスピレーションを感じるかもしれません。

ちなみに我が家の場合、お義母さんが選んで買ってくれた、衣裳着人形の親王飾りケース入りで、私に選択の余地はありませんでした。 ^ ^;
特に不満はないです。

まとめ

木目込み人形について、選んだ方の意見と衣裳着人形に変えた方の意見をご紹介しました。

木目込み人形でも衣裳着人形でも、まずは親が気に入ることが大事かなと思っています。
お店へ行って実物を見ると何か感じるものがあるかもしれません。

お子さんの一生のお気に入りになる雛人形に巡り合えるといいですね。

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