お子さんが初節句を迎える前に雛人形を用意することになると思います。
雛人形はお子さんが大きくなるまで毎年飾っていくものですよね。
なので、雛人形選びをとても大事なことに感じているかたも多いかと思います。
やはり「買ってよかった」と思えるものを買いたいですよね。
では、どのように雛人形を選んだらいいのでしょうか。
そもそもどんな種類の雛人形があるのでしょうか。気になりますよね。
そこで今回は、雛人形の選び方や種類についてご紹介します。
目次
雛人形の選び方とは
大事なお子さんの大事な雛人形ですから、雛人形選びで失敗したくないと思うのは当然だと思います。
お子さんが喜んで長年にわたって飾ってくれる、そんな雛人形を選びたいものです。
雛人形を選ぶには、まずどんな種類があるのかを知らなければならないですよね。
雛人形には、人形の種類と、飾り方の種類、またケースのありと無しがあります。
雛人形 人形の種類とは
まず、雛人形の人形の種類は大きく以下の2種類になります。
それは、「衣裳着人形」と「木目込み人形」です。
雛人形 衣裳着人形
衣裳着人形とは、仕立て上げた着物を着せた人形です。
一般的な雛人形として、この衣裳着人形のイメージがありますよね。
衣裳着人形の一番の特徴は、その衣裳の豪華さになります。
華かなお衣裳を着せ付けてあり、とてもきれいな雛人形になります。
また、細面で大人びた、美しいお顔立ちをしており、豪華で見栄えがします。
雛人形 木目込み人形
「きめこみにんぎょう」と読みます。
木目込み人形とは、桐塑(とうそ)という粘土の一種や木で作られた人形で、筋彫りに布の端を押し込んで衣裳を着ているように仕立てます。
雛人形としてはあまり一般的なイメージはありませんが、結構人気があります。
※木目込み人形については別の記事に書きましたので、よろしければご参照ください。
雛人形 飾り方の種類とは
雛人形の飾り方の種類は主に、親王飾り、七段飾り、三段飾りがあります。
また、ケースに入ったケース飾り、コンパクトにまとめられたコンパクト収納飾り、などもあります。
雛人形 親王飾り
最上段の男雛・女雛のふたりだけをお飾りする飾り方です。
内裏雛(だいりびな)とも言います。
雛人形 七段飾り
人形が15人フルセットで揃った段飾りです。
伝統的な雛人形のイメージですね。
雛人形 三段飾り
親王に三人官女を加えた段飾りで、五人飾りとも言います。
五人飾りは二段飾りの場合もあります。
雛人形 ケース飾り
雛人形のケース飾りとは、ガラスケースなどの中に雛人形や飾りが全て入った雛人形になります。
出すだけで飾り付けが完了するという簡単さから、飾る時間をとれない方には向いていると言えますね。
また、ケース無しの場合は、お子さんといっしょに飾る楽しみがあります。
また、ガラスケースが無い分、同じ値段ですとケース無しの人形の方が質が良いようです。
ケースありと無しも、家族の好みや住宅事情などにより選んだ方が良さそうですね。
※雛人形のケース飾りのメリットやデメリットについては別の記事に書きましたので、よろしければご参照ください。
雛人形 コンパクト収納飾り
コンパクト収納飾りという雛人形もあります。
小さめに作られた雛人形がセットになったものになります。
飾り台がそのまま収納箱としても使えるものも多く、ひな祭りが終わった後の片付けも簡単で、更に省スペースでしまうことができるところが特徴です。
場所を取らないので、飾る場所に困る場合に良いかもしれませんね。
また、コンパクトサイズの木目込み人形15人飾りというものもあります。
コンパクトで場所を取らないのにフルセットで飾れるというのは魅力ですね。
雛人形選びの手順
雛人形のいろいろな種類がわかったところで、次は選び方を考えてみましょう。
女親側のご両親が買うというしきたりもありますので、その場合は奥さんのご両親におまかせになるかと思います。
ですが、ここではご夫婦で買う、あるいはご両親にお金を出してもらってご夫婦で選ぶ場合で考えます。
飾る場所を決める
まずは、どこに人形を飾るか、そこから決めると良いですね。
近ごろは住宅事情もあり、あまり飾る場所をとることができない場合もありますよね。
雛人形の大きさは、人形の種類や飾り方の種類などによりいろいろあります。
そして、飾る場所を決めて、寸法を取っておきましょう。
予算を決める
次に、大体の予算を決めます。
雛人形も高いものからそれほどでもないものまでいろいろあります。
夫婦でいくらまで出せるかを決めておきましょう。
お店に見に行く
あとは、お店にいって実物を見ます。
人形の顔や衣裳の感じをみて絞り込みます。
良いものかどうか、一番わかりやすいのはやっぱりお顔かなと思います。
「人形は顔が命」なんて言葉もあるように、顔は大事ですね。
雛人形選びのポイントとは
雛人形を選ぶときのみなさんの意見で多いのが、インスピレーション・フィーリングが大事という点があります。
お店へ実物を見に行って気づくものがあるようですね。
- インスピレーションも大事だと思う。
何故か、気になるお雛様ってあるはず。
私も売り場に行ってすぐに目に付いて気に入ったのと、まだ赤ちゃんだった娘も指をさして見たがったので予算オーバーだったが決めた。 - インスピレーションというものはあると思う。実際見に行かれたら、きっとピッピッと来るものがあると思う。
- 私が選んだのは木目込み雛。
将来、娘が気に入ってくれるのか本当に不安だったが、自分のフィーリングを信じて一番気に入った人形を選んだ。
今幼稚園児の娘は自分のお雛様の事が大好き。
特に木目込み人形を選んだ方は実物を見て感じるものがあったので決めたという方が多いようです。
また、ケースありのつもりだったが実物を見てケース無しに変えた、という方も多いです。
お店に実物を見に行くというのは大事なんですね。
結局のところは、気に入ったものが一番いいということです。
お人形を選ぶ基準は、最終的には「自分の好み」になるのだと思います。
お子さんはまだ小さいので、ここはご両親の好みになりますね。
やっぱり、毎年飾るのが楽しみになるお人形を買うのが一番です。
まとめ
雛人形の選び方と種類についてご紹介しました。
人形の種類や飾り方の種類、ケースありやコンパクト収納など、それぞれに良い点はありますので、ご家庭の状況に合わせて選んでいきたいですね。
やはり気に入ったものを選ぶことが大事になります。
お子さんはまだ小さいと思うので、お父さん、お母さんが気に入ったものが一番だと思います。
そして、毎年飾って、お手入れしてあげてましょう。
お母さんが「お雛様素敵ね」と言い、大切にしていれば、お子さんも物心つく頃には気に入ってくれるはずです。
お好みのものにめぐり合えるといいですね。