子供を持つ親御さんにとって悩みの種の1つとして、子供のゲームがありますよね。
ゲームばかりで宿題をやらないなど、ゲームの悪影響もいろいろと聞くことと思います。
とは言え、今どきゲームやスマホと無縁で生活できるわけでもありません。
いずれはゲームを手にすることになるしても、何歳から子供に与えたら良いのか、悩むところですよね。
そこで今回は、子供のゲームは何歳から与えるものなのかについて、いろいろな意見をご紹介します。
子供にゲームを何歳から与える?
子供がゲームばかりしすぎて困っている親御さんも多いかと思います。
我が家にも小学校2年生の男の子と1年生の女の子がいますが、上の男の子がゲーム大好きです。
小学校1年生のときにどうしても欲しいというので与えましたが、正直言うともう少し遅らせた方が良かったと感じています。
ゲームは何歳から子供に与えたらいいのか、悩みますよね。
まずは他の方の意見を見てみましょう。
- うちは幼稚園ですでに持っていた。DSとWii両方与えた。
別にルールも無くやりたい放題にしていたが、得にのめりこむ事はなかった。 - 年中の終わりから年長位でゲーム始める子が増えて、1年生位から遊びにもっていく子も増える。
ゲームが好きな子もいればゲーム以外を選ぶ子もいるし、そこら辺は好みだが、共通の話題としてはかなり中心にはなる。 - 小学生になってからねと約束して小1で買ったが、1日1時間まで、学校や習い事の宿題などやるべき事が終わってから、など約束を決めていたため、ゲームがご褒美のように朝早く起きて勉強を終わらせていた。
- うちは年長の誕生日に3DSを買った。本人が欲しいというより、義父が与えてしまった。
年長になれば、スイッチやタブレットを含めて、半分くらいは何らかのゲームをしている。 - 小1でDS与えた。みんな持ってるしそろそろ与えとくかなと。週末に30分程度やってるだけだったがあまり興味なかったみたい。
- 年長になるとやっている子は多いが、うちはまだ買い与えるつもりはない。
親戚の子どもがゲーム持参で遊びに来て、無言でずーっとやっているのを見て、こうはなってほしくないと思ったから。
大体、幼稚園から小学校1年生くらいが多いようです。
地域によるのでしょうか。うちの子の場合は、幼稚園でも小学校でも友達とゲームの話をすることはないようです。
子供にゲームを与えるメリットとデメリット
「何歳から」と考える前に、まずはゲームを与えた場合の影響を確認してみましょう。
子供にゲームを与えることにもメリットはあると思いますが、もちろんデメリットもあります。
これから買い与えようかと迷っているかたはこれらの影響も気になるところだと思います。
まず、我が家の子供のゲームの悩みについてご紹介します。
子供のゲームに関する悩み(我が家の場合)
我が家の上の息子はゲームが大好きです。
どうしてもやりたいと言うので買い与えてしまいましたが、まだ早かったと思っています。
そう思う理由として以下があります。
もう少し成長すればまた状況は変わってくると思いますが、現状は以下のような感じです。
他のことが面倒くさくなる
とにかくゲームが一番好きらしく、それ以外のことをやるのは時間の無駄だと思うようです。
ゲームよりももっと大事なこと(外で遊んだりなど)もあるはずですが、面倒くさいとよく言うようになりました。
脳の発達に悪影響の懸念
脳もまだまだ発達の途中な今の時点でバーチャルなものばかり見せてしまうと、その分、実物を見たり触ったりする機会が減ってしまい、脳の成長に悪い影響が出ることも考えられます。
本来はもっと自然のものを見たり触ったりして遊んだ方がいいのですが、そういうことが後回しになってしまいます。
機嫌が悪くなる
ゲームはそう簡単にクリアできないものです。
思うようにゲームが進まないとイライラしてゲーム機に八つ当たりしたりしています。
これは脳の発育上も問題があるのではと感じています。
やめられなくなる
きちんと決められた時間にやめられればまだいいですが、これが難しいようです。
毎日「もう寝る時間だよ」と言っても、「あと1回」「あともう1回」「これが最後」といつまでもやめられなくなります。
「没頭している」とか「夢中になっている」とか言えば聞こえはいいですが、これは「中毒している」のだろうと思っています。
つまらないと言いながらもやる
同じゲームばかりをやっていると飽きてくるのか、「もうつまらない」「他のゲームが欲しい」と言ってきます。
ですが、それでもやめられないようです。
「飽きたならやめればいいでしょ」(これが私の狙い)と言っても「他に楽しいことが無いんだよ」と言って続けてしまいます。ただの中毒です。
子供のゲームのメリットとは(我が家の場合)
いろいろと課題はあるものの、ゲームを与えることにもメリットはあると思います。
私が思うメリットとしては以下になります。
友達との話についていける
まだゲームをやっている友達は周りにいないみたいですが、話題の中心にゲームが来ることは考えられます。
以前、子供と公園へ行った際に、小学校中学年くらいの子供たち数人が集まって携帯ゲーム機で遊んでいました。
うちの子供もこういうことをするんだろうなあと見ていたことがあります。
今のうちにゲームとの付き合い方を覚えられる
テレビもゲームも全く無い環境ならいいですが、学校などでゲームの話題に触れることは避けられそうにないので、ゲームとの付き合い方を早めに覚えておいた方がいいんじゃないかなとも考えています。
退屈を我慢することが減る
うちの子はやることが特にない時、ゲームを始める前は退屈すぎてイライラしていることが多かったです。
ゲームで退屈を紛らすのは良くないですが、公園で遊んだり、お絵描きしたり、工作したり、本を読んだりすることと同じように、バランスをとってゲームをやるのはストレスなく前向きに毎日を送ることができるのではないか、とも考えています。
子供にとってゲームは悪いもの?
と言う具合に、子供にゲームを与えることにはメリットとデメリットがあると感じています。
なので、「何歳から」与えるかは、いつ与えるのがメリットが多くてデメリット少なくなるのか、と言うことになりますよね。
そのためにはもう少しメリットやデメリットの意見やエピソードをもう少し見てみましょう。
- 友達間で「あの子はゲーム持ってないもん」とかいってハブにされる時もあるそう。
ゲームがないと話ができないてゆう感じ。買ってあげたほうがいいと思う。 - 今の時代はゲームがないと友達の話についていけないことがある。
ゲームをやって全部が悪い事ではなく、ストレス発散や友達と話す話題が出来る。
ゲーム機=悪いものという考えはやめるべき。 - 今時はゲーム持ってないと仲間に入れてもらえないというか話題についていけない感じ。
私が子供の頃、流行りのアイドルやバラエティー、アニメが見れなくて、ずっとぼっち気味だったのと同じ。 - 私が小学生だった頃、3DSが流行っていた。
クラスのほぼ全員が持っていて、持っていないのはクラスに1人いるかどうか。
持っていない子は、面白くない、空気が読めないなどと言われいじめられるケースもあった。 - 欲しいのに買ってもらえない子で、ゲームをやるためにゲーム機のある家に遊びに行きたがり、ルールを守れず家の人に今日はもう終わりと声かけされても止められない子が近所にいる。
うちにもよくピンポンと来て困った記憶がある。 - 親の方針として勉強に力を入れてるのかゲームを与えられずうちに通いこむ子がいる。
うちには下の子もいるので都合によっては今日は駄目だよと言ってもなんとか理由を作って上がろうとしてくる。
そしてやり出したら人格が変わったかのように熱中する。 - ゲーム自体が悪いものとは思わない。ゲームと学業の両立を、成長過程で学ぶことができるから。
子供のころにゲームに一切触れていなかった人が、中学生や高校生になったときにスマートフォンを手に入れて、加減が分からず学業ほったらかしでのめりこんでしまった例を知っている。 - 中学卒業まで我慢させて、高校から解禁したところハマりすぎて深夜までゲーム三昧になり、中退してしまった子がいる話も耳にした事がある。我慢させすぎもどうなのかと思う。
ゲームも悪いところばかりではないという意見が多いです。
その理由としては、
- 友達の話題に入れる。ゲームが無いと仲間に入れない。
- 友達と仲良く遊べる。持っていないと友達のゲームに執着してしまう。
- ゲームと勉強の両立を覚えられる。遅くに始めると後でハマりすぎる。
ということのようです。
子供にゲームを与えると友達の話題に入れる
ゲームが無いと友達の話題に入れない、という意見は多いです。
確かにクラスのみんなが持っていてみんなでいっしょにゲームをやったりゲームの話をしている場合、持っていないと仲間に入れないですね。
このデメリットを回避するには、周りの子供がゲームを持ち始めたらゲームを与えることを検討する必要があります。
但し、これは地域によるのかもしれません。
うちの子は小学校でまだゲームの話題については聞いていないようですし、子供の友達でもゲームをやっている子はいません。
知り合いの人は子供がゲームを求めたらあげようと思ったけど欲しがらないまま卒業したということです。
子供にゲームを与えるとゲームに執着しすぎない
ゲームが欲しいのにもらえないと、異常なほどにゲームへの執着が生まれて友人関係などに悪影響がでていると感じる方もいます。
子供にとっては友達が楽しいことをやっているのに自分だけ禁止されていると言うのは我慢できないでしょう。
ここで子供がゲームを欲しいと思うのは、友達が持っているからというのが理由の1つではないかと考えられます。
友達との間でゲームが話題にならなければ欲しがらないし執着もしないとも言えそうです。
あとはテレビなどから知って欲しくなるケースが考えられます。うちはこれです。
友達が持っているという場合よりは(与えられない限りは)それほど執着しないかもしれません。
このデメリットを回避するのも、周りの子供がゲームを持ち始めたらゲームを与えることを検討する必要があります。
子供にゲームを与えると早く勉強との両立ができる
大人でもゲームにはまる人はいます。
私は20代で熱中できなくなりましたが、30代でもハマる人はハマるようです。
中高生ともなるとまだまだゲームに魅力を感じてしまう年頃です。
大事な受験勉強などが始まるころに勉強に集中できなくなるのは避けたいものです。
ゲーム以外のこととのバランスをとる習慣作りということを考えると、早めにゲームを触るのもいいかもしれませんね。
優先度の高いものを先にやるという規律は大事です。
なので、このデメリットを回避するには、ゲームを与える前にしっかりとした規律を身につけておくか、勉強が本格的に難しくなる中学校より前には与えて両立を学び始めるかが考えられます。
結局、子供にゲームを与えるのは何歳からがいい?
では、結局ゲームは何歳から与えたら良いでしょうか。
これは子供にもよりますし、環境や友人関係などの影響もあるので、一概に何歳とは言えないと考えています。
我が家も上の子はゲームに夢中ですが、下の子は全くゲームをやりません。
ゲームに興味が無い子にはわざわざ与えなくていいですよね。
子供にゲームを与える条件として考えられることは、
- 子供が欲しいと言ったら
…欲しくなければあげなくてよし - 友達がゲームを持ち始めたら
…友達がゲームで遊ぶようになったら一緒に遊ぶためにあげる - 勉強が本格的に難しくなるより前
…その前にゲームとの付き合い方を覚えてもらう
かなと考えています。
それを考えると、我が家はちょっと早かったかなと思います・・・ ^ ^;
あと、どうしても気になるのは、発達途中の脳への影響です。
脳の話となると諸説いろいろありますが、子どもの脳を育てるのは10歳までが大事という話はよく見かけます。
私は10歳まではできるだけバーチャルでなく実物に触れて欲しいと考えています。
なので、できれば10歳まではゲームをやらないか、やっても長時間はやらない方がいいのかなと思います。
とは言え、「こうしなければならない」と一方的に押し付けるのではなく、自分で理解してもらうのが大事です。
また、ゲーム以外の時間は自然の中に連れ出したり、他の楽しさを知ってもらえるようにしていくのがいいでしょう。
あとは、1人で黙々とゲームをさせるのではなく、家族と、あるいは友達とワイワイやるのならいいかもしれないですね。
子供にゲームを与えるときのルールや与え方をどうするか、また、ゲームばかりしていたらどうするか、についても考えてみましたのでよろしければどうぞ。
まとめ
子供のゲームは何歳から与えるものなのかについてご紹介しました。
何歳で与えるべきかは子供のゲームに対する興味の度合いや環境や友人関係などで変わってくると考えています。
周りの友達がみんなゲームを持っているなかで1人だけ持っていない場合、友達と遊べなくなったり、場合によってはいじめられることもあるようです。
また、子供がゲームを欲しがっているのに一方的に禁止すると、ゲームへの執着心ばかり強くなり、友達とうまく付き合えなくなったりする場合もあります。
更に、ゲームとの付き合い方を知らないまま中高生になると、そこからハマってしまうケースもあるようです。
ゲームにはいろいろと子供への悪い影響もありますが、ゲームやスマホにかかわらずに生きていくのが厳しい昨今では、タイミングよく与えて付き合い方を教えていくのが大事だと考えています。
そして、そのタイミングは子供や友達の状況によります。
適切なタイミングで与えて、ゲームとの良い付き合い方を教えてあげたいものですね。