お歳暮とは?お中元との違いは?若者はお歳暮離れ?

お歳暮

暮れのご挨拶と言えば、お歳暮、ですよね。
毎年暮れが近づくとお歳暮の時期になると思います。
実は、お歳暮という言葉は子供のころから良く聞いていたものの、私は未だにお歳暮というものを贈ったことがありません。
私と同世代かもっと若い方の中には同じような方も多いのではないかと思います。
ですが、日本の風習であるお歳暮、知らないままで良いのでしょうか。

そこで今回は、今までお歳暮の経験が無い方へ、お歳暮とは何かをご紹介します。

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目次

お歳暮とは?

お歳暮とは、日頃お世話になっている方へ感謝の気持ちを込めて贈るものです。
同じようなものにお中元がありますが、お歳暮もお中元も目的は同じです。
年の暮れに贈るものがお歳暮、夏の暑い盛りに贈るものがお中元になります。
お中元は1年の中間で贈り物をし、お歳暮は1年の最後のご挨拶という感じです。
そのため、お中元よりお歳暮の方に値段を高く設定する方も多いようです。
お歳暮もお中元も半年に一度の大切なご挨拶になります。

お歳暮のルーツとは?

お歳暮という習慣はどのように生まれたのでしょうか。
そのルーツは、中国にあるそうです。
中国では、1月15日を上元、7月15日を中元、10月15日を下元といい、いろいろと行事が行われていました。
これに日本の行事が混ざり、お中元やお歳暮の習慣になったとされています。

お歳暮は、本来は直接お世話になった方のお宅へ訪問して贈り物をするものでしたが、近年では百貨店などからの宅配便で送られることが一般的です。

お歳暮とお中元の違いとは?

お歳暮とお中元、どちらも似たような印象がありますよね。
どのような違いがあるのでしょうか。

お歳暮とお中元の違いは、ご存知の通り、贈る時期が違います。^ ^;

お歳暮は、
 東日本:11月下旬 ~ 12月20日前後
 西日本:12月13日 ~ 12月20日前後
お中元は、
 東日本: 7月上旬 ~ 7月15日
 西日本: 7月中旬 ~ 8月15日
というのが一般的とされています。

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そのため、贈るものも違いがあります

お歳暮は、
・日本酒
・ワイン
・ハム
・鍋料理の具材
など、

お中元は、
・ビール
・ゼリーや水ようかん
・フルーツ
などが好まれます。

お歳暮を知らない若者たち

私たちのような世代は、子供のころに親がお中元やお歳暮を贈ったり贈られたりしていたのを覚えているかと思います。
相手は主に会社の方だったと記憶しています。
しかし、実際に自分が成人して会社に勤めてから、お中元やお歳暮を贈った、贈られたという話は全く聞いたことがありませんし、もちろん私も贈ったり贈られたりしたことはありません。
私の世代でこの状態ですので、今の20代の方などはなおのこと、お中元もお歳暮も関係ないのだろうと思います。

お世話になった方への暮れのご挨拶であるお歳暮ですが、終身雇用が崩壊し、転職がもはや当たり前になった昨今では、同じ人に長期間お世話になるということもあまりないのかもしれません。
毎年贈り続けるのがお歳暮のマナーなので、一時的にお世話になった方はお歳暮を贈る対象にはならないとも言えそうです。
毎年お世話になる人が変わって毎年お歳暮を贈る方が増えていくのは大変ですよね。

そもそも年賀状ですら、会社の方とやりとりしている方も少ないのではないでしょうか。
会社の同僚や上司の住所を知らない方も多いと思います。私も知りません。
今や住所などの個人情報は、同じ会社の社員であっても簡単に入手できるわけではないですよね。

これらの背景も若者のお歳暮離れの一因かなあと思ったりしています。

まとめ

お歳暮は日頃お世話になっている方へ感謝の気持ちを込めて贈るものであり、日本に昔からある習慣です。

昨今のいろいろな状況の変化から、若者はお歳暮やお中元から遠ざかっていると思います。
とは言え、日本の風習であるお歳暮、お中元を無視していいわけでもないと考えています。
身内であれば、長い付き合いになりますし、住所も知っているはずなので、お歳暮を贈ってみてもいいのではないでしょうか。
または、長年付き合いのある友人や恩師も贈る相手としてはいいのではないでしょうか。

お世話になっている身内へ、簡単なものでも良いので、感謝の気持ちを込めてお歳暮を考えてみるのもいいですよね。

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