老化防止のカギ サーチュイン遺伝子を活性化させる方法とは

エイジング対策

老化を防止して若々しく長生きしたい。皆さん思いますよね。
この老化を遅らせ、寿命を延ばす遺伝子の存在が発見され、この遺伝子の働きを強めることで、寿命が20%~30%延びることが動物実験により確認できたということです。

その遺伝子とは、サーチュイン遺伝子です。
サーチュイン遺伝子は、長寿遺伝子、長生き遺伝子、抗老化遺伝子とも呼ばれ、活性化することにより寿命が延びると言われています。

今回は、老化を防いで長生きしたいと考える方へ、サーチュイン遺伝子をご紹介します。

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目次

老化防止のカギ?サーチュイン遺伝子とは

長寿遺伝子とも呼ばれるサーチュイン遺伝子とは、生物の老化を防止して寿命を延ばすと言われており、人間はもちろん、ハエやサルや酵母などほとんどの生物が持っています。
サーチュイン遺伝子の活性化のスイッチが入ると、様々な老化の要因を抑える働きをすると考えられています。

サーチュイン遺伝子が活性化するとミトコンドリアが増え、古くなったミトコンドリアや過剰なタンパク質などが除去され、オートファジーという自食作用が働き、細胞を若返らせるのです。
そして元気になった細胞が活性酸素を除去する働きを強化して老化の要因を抑え、肌や血管や脳などが若く保たれて寿命が延びると考えられています。

また、サーチュイン遺伝子にはテロメアが減るのを抑える働きもあるということがわかってきました。
テロメアとは、私たちの細胞の中にある染色体の末端にあり、細胞分裂を繰り返すたびにすり減っていきます。
これが老化と関係があり、今までは減ったら元に戻らないと考えられていました。
サーチュイン遺伝子によりテロメアが減るのを抑えられれば、若さを維持することも可能になります。

サーチュイン遺伝子は活性化しないと効果がありません。
そのため、サーチュイン遺伝子を活性化させることがアンチエイジングになるというわけです。

サーチュイン遺伝子を活性化させる方法とは

サーチュイン遺伝子を活性化させる方法として以下があります。

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空腹状態

サーチュイン遺伝子を活性化させる方法は、空腹状態を維持することです。
カロリー制限がサーチュイン遺伝子を活性化させるということは、様々な研究によって実証されてきました。
飢餓状態が続いても生き延びられるよう、生命を保つ仕組みとして活性化のスイッチが備わったものと考えられています。

摂取カロリーを必要な量の7割に制限し、この状態を7週間続ける必要があるようです。
25%の制限で3週間でも効果があったという報告もあります。

また、食事をするときにインスリンが分泌されますが、インスリンが働くとサーチュイン遺伝子の活性化がストップすることも分かってきました。
小腹がすいたときに食べるおやつは、スイッチが入るのを妨げてしまいます。
睡眠時は食事をしない時間が長いためサーチュイン遺伝子が活性化しやすいですが、夜食を食べると折角の機会を逃すことになります。

そして、運動によるカロリー消費もサーチュイン遺伝子が活性化することも明らかになっています。

しかし、摂取カロリーが50%以下になると、むしろ寿命が縮むと言う話もあります。いずれにせよ、やりすぎは禁物です。

どの程度のカロリー制限がベストなのかは今後の研究課題のようですが、適切なカロリー制限は良い効果があるようです。

レスベラトロール

赤ブドウの皮などに含まれるレスベラトロールが、カロリー制限をしなくてもサーチュイン遺伝子を活性化すると考えられています。
レスベラトロールは抗酸化力を持つポリフェノールの一種で、サーチュインの活性化を促します。
既に多くのサプリメントが商品化されているようです。
食材からレスベラトロールを摂取するのは難しそうなので、サプリメントを検討するも良いかもしれません。

まとめ

老化を抑え、身体を若く保つには、サーチュイン遺伝子がカギを握っているようです。
サーチュイン遺伝子は活性化させないと効果が無いため、活性化させる必要があります。
その方法の1つ目は、カロリーを制限することです。
そして方法の2つ目としては、レスベラトロールを摂取することです。

カロリー制限が身体に良い理由は、他にもいろいろありますね。
私は、レスベラトロールをサプリメントで摂ってみようと思っています。

サーチュイン遺伝子を活性化させ、衰え知らずな若々しい身体を手に入れたいですね。

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