洗濯物と言うと朝に干す方が多いと思いますが、朝忙しい方は夜に干したいと思ったりしませんか?
特に働いている方など、朝は出勤しなければならないので洗濯物を干している時間が無い!という方にとって、朝の家事はできるだけ減らしたいものです。
夜に洗濯物を干すことで朝の家事の時間を減らせますが、日中に干すのに比べてデメリットは何か無いのか気になりますよね。
そこで今回は、夜に洗濯して干すことのデメリットと対策についてご紹介します。
目次
夜に洗濯して干すことのデメリットとは
朝はいろいろと慌ただしいですよね。
働いている方の場合は特に時間が足りなく感じているのではないでしょうか。
ウチは妻が専業主婦なので洗濯物を干す時間がとれないわけではないですが、私も朝は頭がさえているのでなるべく時間をとれるように、夜できるものは夜のうちにやっておきたいと思っています。
洗濯物を干すのも結構時間がかかりますよね。
特に家族がいる場合は洗濯物の量も多くなりますし、何も朝の忙しい時間にやらなくても、と感じる方も多いのではないでしょうか。
なので、夜できるものは夜のうちにやってしまいましょう。
ですが、洗濯物と言うと昼間に干すというイメージがありますので、何か問題ないのでしょうか。
早速、夜に洗濯して干すことのデメリットから見てみましょう。
夜の洗濯は振動や騒音が近所迷惑に
洗濯機って、結構音がうるさいですよね。
振動も大きいし、特に古い洗濯機や安い洗濯機は酷い音がすることもあります。
こんなエピソードもあります。
- 夜に洗濯機を回したのは騒音の問題でわたしも悪いと思うが、隣の人がベランダに身を乗り出して怒鳴りながらハンガーを窓に向かって投げてきた。
しかもすごい勢いでハンガーが粉砕するほどに。女一人暮らしと分かってて投げてきたに違いない。ちなみに隣の人は日本人じゃなかった。 - 仕事から夜8時すぎに帰宅し、洗濯機を回し始めたところ、その音でお隣さんの赤ちゃんが起きてしまったようで、壁ドンされて怒られてしまった。
- 木造二階建てアパートに住んでいますが、二日に一回のペースで、夜22時~24時まで洗濯機を回されて不眠症になってしまった。
子供が生まれて間もなく、貴重な睡眠時間を洗濯機の騒音と振動で眠れず体調を崩してしまった。 - 隣人が夜中(0時頃)に洗濯物を干している。洗濯機の音は全く気にならないが、洗濯物を干す際パンパンと音をならして干す。
これから夜に窓を開ける機会が多くなるので、大家に注意してもらうか悩んでいる。
夜に洗濯機を動かすと振動や騒音が近所迷惑になる可能性もあるので注意が必要ですね。
特にアパートの場合は壁1枚なので、振動や騒音も伝わりやすいですよね。
21時くらいまでなら許されるのではという意見が多いようなので、夜に洗濯をする場合でも21時くらいまでにしておいた方が良いでしょう。
とは言え、ライフスタイルは人それぞれですし、赤ちゃんがいる場合はまた生活のリズムも違ってきます。
アパートの住民のみなさんが夜型なら問題ないでしょうけれども、そうとは限りませんよね。
洗濯機には静かなタイプのものもありますので、洗濯機を変えてみると言う手もあります。
ウチも昔の洗濯機は古くて安物だったので、騒音が激しかったです。
今は低騒音の洗濯機に買い替えたので、夜動いても気が付きません。
また、洗濯物を干すときの音がうるさい場合もあるようですので、洗濯物を干すときもなるべく静かに干しましょう。
乾きにくいため生乾きの臭いがする
洗濯物を乾かすポイントは「湿度の低さ」と「気温の高さ」と「風」です。
晴れた日の昼間の外干しはこの条件が当てはまりますね。
ですが、夜に干すとなると、昼間に比べて気温が下がります。
そして、晴れた日の場合は夜から明け方の湿度が高くなります。
気温が上がると湿度が下がり、気温が下がると湿度が上がるという関係があります。
湿度が高いと、外に干しても部屋干しに近い状況にもなりかねませんよね・・・
なので、日中に干すよりも洗濯物が乾きにくいと言えます。
その場合、生乾きの臭いが残ってしまう場合もあります。
こんなエピソードもあります。
- 個人的経験では、暑い時期は気にならずに乾くし、部屋の湿度を上げると暑くて死ぬので、外に出した方がいいが、夜の冷え込みが激しい時期は、なかなか乾かず湿気てしまって生乾き臭がする。
- 夜干しても次の日の朝乾いてるなんてこと滅多にない。触った感じ乾いていても、着たら生乾きの臭いがすることは多々ある。
- 洗濯は夜お風呂の後(22時くらい)にやって、一晩外干し(10時間くらい)、朝天日干しにしてお昼頃乾くという感じ。
夕方たたむ時匂いを嗅いでも臭くなく柔軟剤の香りとお日様の香りがしますが、その後タンスにしまい朝着ようと思うとタンスの中で臭くなっている。
そのまま昼間も干しっぱなしなら問題ないのかなと思いきや、そうでもないようですね。
生乾き臭と呼ばれるこの不快な臭いは、洗濯しても落ちきらなかった皮脂やアカなどの汚れや、その汚れをエサに雑菌が繁殖したりするのが原因になります。
洗浄力が不足した洗濯によって皮脂汚れが残ると菌を繁殖してしまい、生乾き臭が発生します。
その場合、乾いたとき無臭でも湿った時にまた匂いだしたりするようです。
これを防ぐには、しっかりと汚れを落とす必要があります。
しっかりと汚れを落とすには、「お湯を使う」「洗浄力の高い洗剤を選ぶ」などの対策があります。
また、柔軟剤も毎回使っていると洗浄力が落ちると言うことです。
柔軟剤は繊維に残って肌当たりをソフトに感じさせるものなので、毎回の使うことで繊維に蓄積されていきます。
この蓄積した柔軟剤が洗剤の洗浄力を低下させるそうなので、一度柔軟剤を使うのをやめて残留している柔軟剤を洗い流してみるのも良いでしょう。
柔軟剤は毎回でなく、3~4回に1回で十分効果があるようです。
雨が降っても気が付かない
夜中に洗濯物を外に干しておく場合、寝ている間に雨が降っても気が付かないですよね。
乾かすつもりが朝起きたらびしょびしょに・・・なんてことにもなりかねません。
夜中の外に干す場合でも、屋根が付いている方が安心ですね。
また、天気予報はチェックした方が良さそうです。
洗濯物を夜に干すと虫が卵を産む?
夜に洗濯物を干しておくと、虫が卵を産み付けることがあるという話もあります。
主にカメムシや蛾が卵を産み付けるらしく、昼間よりも夜の方が可能性は高いそうです。
ですが、都会や高層マンションなどはあまり気にしなくても大丈夫ではないでしょうか。
近くに雑木林や森林の地域がある場合は要注意ですね。
下着など盗まれる可能性がある
夜の闇に紛れて下着ドロボーに盗まれる可能性もありそうです。
盗まれた!というエピソードも見当たらないですが、可能性はありますよね。
下着などの盗難の可能性があるものは、部屋干しにした方がいいでしょう。
他にも
他にも以下のようなデメリットが言われています。
- 縁起が悪い
- だらしないと思われる
- 日中不在であることを知られる
見られることで気になる方は、人目に触れないところに干すなど考えた方がいいですね。
縁起は、気にするかどうかですね・・・
夜に洗濯して部屋干しするときのコツ
夜に洗濯して外に干すことのデメリットは結構あることがわかりました。
- 乾きにくくて臭いが付く
- 雨が降っても気が付かない
- 虫が卵を産みつけるかも
- 下着が盗まれるかも
- だらしないと思われたり昼間にいないことが知られる
だったら、部屋干しすればいいんじゃないか?と思いますよね。
夜に洗濯する方には、部屋干しする方も結構います。
部屋干しすることのメリットとしては、
- 雨が降っても影響ない
- 虫が卵を産みつける心配が無い
- 下着が盗まれることもない
- 外から見えないからだらしないとか昼間にいないとか知られない
というのがありますね。
ですが、乾きにくさで言うと、夜の外干しよりも乾きにくくなりそうです。
更に部屋の中が部屋干し臭で充満してしまうので、ちょっと嫌ですよね。
先ほども触れましたが、洗濯物を乾かすには「湿度の低さ」と「気温の高さ」と「風」が大事になります。
これをどのように部屋干しで実現するかがカギになります。
早く乾けばそれだけ菌の繁殖も少なくなりますので、いかに早く乾かすかがポイントですね。
乾かす場所
早く乾かすには場所も大事です。
リビングに干す場合は、部屋の中央などの風通しの良い場所が理想的です。
洗濯物に風が当たりやすくなり、洗濯物の湿った空気が周囲の乾いた空気と循環されやすくなります。
窓際のカーテンレールを使って干す方も多いかと思いますが、空気が滞りやすいという意味であまり適切ではないです。
浴室や洗面所や脱衣所などは、元々湿気の多い場所になるし風通しも良くないことも多いので、除湿機や扇風機を使うのが良いでしょう。
洗濯物の干し方
また、洗濯物の干し方でも乾く時間は変わります。
風通しが良い干し方をすることで、乾く時間も早くなります。
洗濯物の間隔をあけて干すようにしましょう。
洗濯物と洗濯物の間をなるべくあけて干すようにすることで、隙間を通る空気の流れができ、洗濯物が乾きやすくなります。
除湿機を使う
早く洗濯物を乾かすには、除湿機を使うと良いです。
夜間の割引料金を利用すれば電気代もお得です。
除湿機を使う場合は、部屋を閉め切った状態にしましょう。
せっかく湿度を下げてもドアや窓が開いていたらすぐに元に戻ってしまいます。
洗濯物を干す部屋は閉め切るのが鉄則になります。
また、部屋が広いと空気を乾燥させるのにも時間がかかってしまいますので、洗濯物を効率よく乾燥させるには、部屋はできるだけ狭い方が良いでしょう。
リビングよりは脱衣所などの狭いところの方が早く乾きそうです。
除湿機は洗濯物の下に置き、下から風を当てるようにしましょう。
洗濯物は上から乾いていき、水分は下にたまっていくため、下の方が湿っぽくなります。
そのため、洗濯物の下の方に集中的に風を当てることがコツです。
扇風機・サーキュレーターを使う
洗濯物を乾かすコツは、空気の流れです。
空気が流れていると水分の蒸発が早くなります。
そのため、扇風機やサーキュレーターの風を利用することで洗濯物も早く乾きます。
扇風機やサーキュレーターにより、洗濯物の周りの空気を乾いた空気に入れ替えていくことができます。
洗濯物の周りの湿度が下がればその分乾くのも早くなりますね。
洗濯物にしっかり風が当たるように、扇風機の首振り機能を利用したり、サーキュレーターで下から当てたりするのが効果的です。
先ほども触れたように、洗濯物と洗濯物の間を通る空気の流れを作るように気にしてみましょう。
扇風機の位置と向きを調整して、洗濯物の隙間を風が通るようにすることは効果的です。
そのためには、洗濯物と洗濯物の間をなるべくあけて干すようにすることも大事ですね。
除湿機を使わない場合は、部屋を換気しましょう。
扇風機だけを使う場合は、どうしても湿気がたまります。
換気扇を回すなど、部屋を換気することも大事になります。
扇風機を持っている家庭は多いかと思いますし、電気代も安いので、すぐにできる対策ですね。
乾燥機を使う
乾燥機を使えば干す手間がかからないので、忙しい方にはメリットがあるのではないでしょうか。
乾燥機は洗濯物を乾燥させるために作られたものであるだけに、除湿機に比べても衣類を確実に乾燥できます。
気になるのは電気代です。毎日使うとなると、やはりそれなりにかかってしまいます。
ですが、夜間の割引料金を利用するなど、安くする工夫もできます。
また、乾燥機には、主に電気式とガス式がありますが、ガス式の方が早く乾き電気代も安いと言われています。
乾燥機である程度乾かしてから部屋干しをするという方法も有効です。
部屋干しの嫌な臭いを発生させないためには5時間以内に乾かす必要があるとも言われています。
5時間以内に乾かせば良いので、乾燥機で完全に乾かさなくても良いわけですよね。
5時間以内に乾くくらいに乾燥機で乾かして、その後で部屋干しすれば、電気代も臭いも抑えられて良いのではないでしょうか。
また、乾燥機の温風により臭いの発生原因となる菌を殺菌するという効果もあります。
臭い対策としては、臭いの原因の菌を減らして、乾かす時間も短縮できるので、一石二鳥ですね。
洗濯物を夜に干すことのメリットとは
最後に、夜に洗濯して洗濯物を夜に干すことのメリットについても見てみましょう。
朝の時間を他のことに使える
これが一番のメリットではないでしょうか。というかこれがそもそもの目的の方が多いと思います。
洗濯機を開始して洗い終わったら干すという手間が無くなるので、他の家事の余裕ができますし、もうちょっと寝ていてもいいかもですし、子供の支度にイライラすることも減るかもしれませんよね。
お風呂の残り湯がまだ温かいうちに使える
お湯を使って洗濯する方が汚れが落ちやすいです。
お風呂の残り湯を活用するなら、まだ温かいお湯を使った方が汚れも落ちやすいですね。
また、夜のうちに使う方がお風呂のお湯の雑菌も少ないので、残り湯を使って洗濯する方には夜に洗濯するのはメリットがあると言えます。
脱いだ直後の衣類を洗える
脱いだ衣類も長時間放置すると菌が繁殖して臭いの原因になります。
洗濯かごや洗濯槽に長時間放置することなく、すぐに洗濯してしまう方が臭いも減りますね。
電気代を夜間の割引料金で利用できる
部屋干しで使う乾燥機や除湿機など、夜間の割引料金を利用することで電気代を安くすることもできます。
昼間は家に誰もいないという方は検討してみてはいかがでしょうか。
夜に洗濯して朝に干すのはどうなの?
夜に干すのはデメリットが多いのであれば、夜に洗濯して朝に干すのどうなんでしょうか。
夜に洗濯した洗濯物を濡れたまま朝まで放置すると、雑菌が繁殖してしまうことになります。
そのため、生乾きの臭いが発生してしまうためあまりオススメできません。
但し、夜に部屋干しして乾かなかった場合に、朝に外で干すのは良いのではないでしょうか。
朝に洗濯するよりは時間短縮になりますので、朝の時間を効率よく使えますね。
まとめ
夜に洗濯して干すことのデメリットと対策についてご紹介しました。
夜に洗濯して外に干すことのデメリットとしては、
- 振動や騒音が近所迷惑になる
- 乾きにくくて臭いが付く
- 雨が降っても気が付かない
- 虫が卵を産みつけるかも
- 下着が盗まれるかも
- だらしないと思われたり昼間にいないことが知られる
などがあります。
対策として、部屋干しにすれば多くの問題は解決できます。
あとは洗濯機の騒音と乾きにくい点ですが、騒音については「遅い時間には洗濯機を動かさない」「洗濯機を静かなタイプに替える」など、乾きにくい点については「乾燥機や除湿機や扇風機を使う」「乾きやすい場所で干す」などがあります。
忙しい時間にいろんなことを頑張るのも大変です。
夜にできることは夜に回して、朝を少しでも余裕のある時間にしたいですね。
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