髪にコシを取り戻す栄養とは ポリアミンがケラチンを増やすカギ!

カラダ

髪が痛んでいる、髪にコシが無い、などの髪質に不満を感じている方は多いです。
年齢を重ねるごとにコシも艶も無くなったように感じる髪。昔のように元気な髪にしたいと誰でも思いますよね。

私も40歳前後から髪質が変わったのを実感しています。

生活習慣において髪の毛に影響があるのは、主に栄養と血行になります。

栄養不足や血行不良はある程度自分で改善できますが、今回は、髪に必要な栄養について、髪質で困っている方へご紹介します。

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目次

髪にコシを取り戻す栄養とは?

健康な身体を作るために食事から栄養を摂取するのと同様に、健康な髪を作るためにももちろん栄養が必要になります。

人は加齢により体内で維持する栄養素が減少し、また合成する機能も低下していきますので、若いころと同じように食事をしていても、体内の栄養の量は異なってきます。
そのためにも、意識的に不足している栄養を摂取していく必要があります。

健康な髪の毛を育てるために必要な栄養とはいったい何なのでしょうか。

髪の主成分はケラチン

髪の毛は、ケラチンという18種類のアミノ酸からなるタンパク質で構成されています。
髪の成分のうち、90%がケラチンと言われています。
髪の毛だけでなく爪もケラチンが主成分です。

そのため、タンパク質をしっかり摂取するようにする必要があります。
しかし、ただタンパク質を摂っただけではケラチンは生成されないようです。

タンパク質は食事から摂っただけでは体内で使えず、一度アミノ酸に変えてから必要なタンパク質を作る必要があります。
ケラチンはアミノ酸の集まりなので、アミノ酸を多く作る必要があります。
アミノ酸はタンパク質を分解して作られますので、タンパク質を多く含んだ食事を摂ることが大事になりますが、タンパク質をアミノ酸に分解してケラチンを作るのに必要な栄養も同時に摂取する必要があります。

ケラチンの生成に必要な栄養

タンパク質をアミノ酸に分解するには、ビタミンBが必要です。
特に、ビタミンB6がアミノ酸への分解を促します。
ビタミンB6の働きにより、効率よくタンパク質を分解してアミノ酸を作りだします。
ビタミンB6は、ニンニク、マグロ、鶏肉、などいろいろな食材に含まれます。

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そして、アミノ酸からケラチンを作る際に必要な栄養が、亜鉛です。
亜鉛によりアミノ酸からケラチンを効率よく作ります。
亜鉛は、牡蠣、豚レバー、卵黄、などに多く含まれます。

更に、ケラチンの生成を促す栄養として、ポリアミンというのがあります。

ポリアミンがケラチンを増やすカギ!

ケラチンの生成を促すポリアミン

ケラチンはケラチノサイトという細胞が角化したものです。
そのため、ケラチノサイトを元気にすることがケラチン生成を促すことになります。
このケラチノサイトにおけるケラチンの生成が促進する働きを持つのが、ポリアミンです。
また、ポリアミンは血管をしなやかにし、血行を促進させ、皮膚のターンオーバーを長くならないようにする、などの働きもあります。
ポリアミンは体内の細胞分裂において重要な役割を担っています。
ポリアミンがなければ細胞は分裂や増殖を行えず、正常な新陳代謝を行えなくなってしまいます。

ポリアミンは体内で作り出すことができる成分ですが、加齢によりポリアミンを合成する酵素の活性が低下するため、体内のポリアミンも減少していきます。
ポリアミンは分子が小さいため、食事で摂ったらそのまま腸まで届くと言われていますので、積極的に摂っていきたい栄養素ですね。

ポリアミンを多く含む食材とは

ポリアミンは、大豆やきのこ類などに多く含まれます。
特に発酵食品に多く含まれます。
大豆を発酵させた、納豆、醤油、味噌には豊富に含まれています。
また、チーズ、しいたけ、マッシュルーム、鶏肉などにも含まれています。

サプリメントを利用しなくても、普段の食事から摂れるのは助かりますね。
毎日納豆やヨーグルトを食べる習慣を身につけると良いでしょう。

まとめ

髪の毛はケラチンというタンパク質でできています。
ケラチンを作るためのアミノ酸を効率よくタンパク質から分解するにはビタミンB6が必要になり、アミノ酸からケラチンを効率よく作りだすには亜鉛が必要です。
ケラチンの生成を促すにはポリアミンが必要になります。

そのため、健康な髪の毛を育てるための栄養は、
・タンパク質
・ビタミンB6(ニンニク、マグロ、鶏肉など)
・亜鉛(牡蠣、豚レバー、卵黄など)
・ポリアミン(納豆、ヨーグルト、チーズ、きのこ類、鶏肉など)
となります。

鶏胸肉にはイミダペプチドが含まれるうえ、ビタミンB6やポリアミンもあるので、私も積極的に摂ってみたいです。

もちろん、バランスよくいろいろな栄養のある食材を摂ることが基本です。

そのうえで、上記の食材を積極的に摂るよう意識してみてはいかがでしょうか。

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