花粉症に効くのは甜茶それともべにふうき?それぞれの効果とは

花粉症対策

花粉症にお茶が効くってよく聞きますよね。
お茶と一口に言ってもいろんな種類のお茶が花粉症にいいと言われていますが、中でも「甜茶」と「べにふうき」は花粉症対策のお茶としてよく耳にすると思います。
花粉症の症状の改善のため、花粉症に効果のあるお茶を始めてみようと思った時に、いったい何を飲んでみたらいいのか迷いますよね。

そこで今回は、花粉症に効果があるお茶の中で、甜茶とべにふうきについてご紹介します。

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目次

花粉症に効くのは甜茶それともべにふうき?

よく花粉症に効くものとしてお茶が挙げられます。
いろんなお茶が花粉症に効果があると言われていますが、どれを飲んだらいいのか迷いませんか?
そもそも本当に効果があるのか、なぜ効果があるのか、疑問に感じてしまいますよね。

中でも「甜茶」「べにふうき」はいろんな意見があって人気みたいです。
みなさんの体験やおすすめはこのような感じです。

  • 甜茶ですね。飲み続けるといいとか。これから花粉症の時期ですね。
  • 私自身は甜茶よりべにふうき茶のほうが多少効果があった気がする。
  • 甜茶やルイボスティーなどは私には効果ゼロ
  • 甜茶しのいだことがあります。甜茶にもいろいろあるようで、バラ科のでないと効果が出ないらしい。
  • 甜茶の味は甘みがあって飲みやすいと思う。ただ、治るかといえば気休め程度かもしれない。
    アレルギーは体質なので完治がなかなか難しい。耳鼻科でお薬を出してもらった上で併用する程度にした方がいい。
  • 甜茶など飲用しても即効性はない。体質改善的な意味合いで、今から来年の花粉の時季に向かって継続飲用しないと効果ない。
  • べにふうき緑茶が美味しくて効果がある。
    3年ほど前からべにふうき緑茶を花粉飛散の時期に飲んでいるが、鼻水に関してはピッタリと止まる
    但し、人により体質により効果には違いがある。
  • 甜茶べにふうきやスギ茶などのお茶で花粉症は完治しない
  • 美味しいけど効かない。リラックスするだけ。

みなさんいろいろと試しているみたいですが、共通しているのは、

  • 効果がある人もいるが効果が無い人もいる
  • 完治するわけではない

ということのようです。

なので、お茶を飲めば花粉症が治る、というよりは、花粉症の時期を乗り越えるために症状を軽くする、という感じで飲んでいるみたいですね。

では、花粉症対策のお茶の中でも定番の「甜茶」と「べにふうき」の効果について比較してみましょう。

花粉症に効くという甜茶の効果とは

まずは甜茶を見てみましょう。

花粉症対策のお茶で意見が多いものの1つが甜茶です。
甜茶で症状を抑えている、という方もいる一方で、美味しいけど効かない、という意見も多いようですね。

そもそも甜茶とは?

甜茶(てんちゃ)とは、木の葉から作られた中国の甘いお茶の総称になります。
古くからある薬草茶の1つで、中国では旧正月や慶事の際に好んで飲まれています。

甜茶が花粉症に効果があると言われる理由とは?

原料となる茶葉は地域によって、ユキノシタ科、アカネ科、ブナ科、バラ科などいろいろあり、また効能も異なります。
その中でも、バラ科キイチゴ属の甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)でつくった甜茶は、健康維持のためにも愛飲されてきたという経緯があります。
そして、三重大学医学部の鵜飼先生らのグループがこのバラ科の甜茶を分析した結果、GODポリフェノールが含まれていることが発見されました。
このGODポリフェノールにはヒスタミンの過剰分泌を抑える働きがあるため、バラ科キイチゴ属の甜茶は花粉症への効果が注目されています。

甜茶にもいろいろ種類がありますが、ポイントはバラ科の甜茶のようですね。

甜茶が花粉症に効果が無いという人もいるけど?

甜茶に効果ありという方もいれば、全然効果が無いという方もいますよね。
実は効果が無いと感じる人が多いというデータもあるようです。

厚生労働省によると、花粉症の民間医療としての甜茶について、患者が実感する効果をアンケートで調査したところ、効果あり=14%、効果なし=51%、不明=35%と、効果なしに比べて効果ありがかなり低い数字になっています。
ちなみに、漢方薬については、効果あり=50%、効果なし=35%、不明=15%と、甜茶より効果を実感する方が多かったようです。

また、国立健康・栄養研究所によると、甜茶の花粉症への効果については信頼できる十分なデータが見当たらないとされています。

とは言え、少ないながらも効果を実感した人もいることも事実です。
あまり期待せずに試してみてもいいかもしれませんね。

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花粉症に効くというべにふうきの効果とは

次にべにふうきを見てみましょう。

甜茶に並んでよく聞く花粉症対策のお茶がべにふうき茶ですね。
みなさんの意見を見ていると、なんとなく甜茶よりもべにふうきの方が効果を実感している方が多い気がします。

べにふうきとは?

べにふうき(紅富貴)とは「べにほまれ」と「枕Cd86」を交配させ、紅茶や烏龍茶などの用途に開発されたお茶です。
べにふうきはアレルギーを抑制する効果が期待される「メチル化カテキン」を豊富に含んでおり、緑茶にして飲むことでこのメチル化カテキンを多く摂れるとされています。
べにふうきを紅茶に加工すると、メチル化カテキンが減ってしまうとのこと。
なので、花粉症対策としては「べにふうき緑茶」が一般的に売られています。

べにふうきが花粉症に効果があると言われる理由とは?

べにふうきの花粉症への効果の期待は、先ほどのメチル化カテキンという成分が豊富に含まれていることにあります。
メチル化カテキンの量はお茶の品種によります。緑茶で多く飲まれている「やぶきた」にはメチル化カテキンは全く含まれないとのこと。

メチル化カテキンには、花粉症の原因となるIgE抗体を抑制する働きがあることから、アレルギー症状を改善する効果があると言われています。
アサヒ飲料によると、メチル化カテキンを含むべにふうき緑茶と、メチル化カテキンを含まない緑茶を飲んでもらったところ、べにふうき緑茶を飲むことで鼻や目のアレルギー症状の改善がみられたということです。

どんな効果があるの?

実際に飲んだ方は以下のような体感をしています。

鼻水に効果的

鼻水が止まります
止まるというより、乾くという感じです。
辛い鼻水の症状の方に良いですね。

即効性が高い

飲んでから約10~30分で、鼻水が引いて行くのが体感できます
必要な時にすぐ効果が出るのは嬉しいですね。

即効性があるとはいえ、花粉シーズンの前から飲み始めた方が良いという情報もあります。
花粉が飛散するより1か月半前から飲み始めると効果を感じる方が多いというデータもあるようです。

持続性が低い

効果は約5~6時間で、効果が切れてくるとまた鼻水が出てくるのがわかります。
そのため、こまめに飲む必要がありそうです。
1日に3回飲んでいるという方もいるようです。

べにふうき緑茶の淹れ方のポイント

べにふうき緑茶を淹れる際のポイントがあります。

熱いお湯で淹れる

メチル化カテキンは熱いお湯に溶けやすいので、熱いお湯でべにふうき緑茶を淹れた方が、メチル化カテキンを多く摂ることができます。
また、アサヒ飲料によると、べにふうき緑茶を更に加熱することで、メチル化カテキンの抗アレルギー効果が1.5倍になるということです。

ティーバックがオススメ

べにふうき緑茶はティーバックと粉末が売られていますが、ティーバックの方が粉末のものよりもメチル化カテキンの含有量が多いようです。
粉末の方が手軽ですが、味も粉っぽいし肝心のメチル化カテキンが少ないとなると、ティーバックの方がオススメです。

花粉症には甜茶とべにふうきのどちらがいいの?

結局、甜茶とべにふうき、どちらがいいのでしょうか。

効果があるという意見が多いのは「べにふうき」ですね。
鼻水に効果的なので、鼻水が辛い方は試してみる価値はありそうです。
ですが、鼻水以外の症状の方はもしかすると効き目を感じられないかもしれません。

甜茶については、効果が無いと感じる方が多いという情報や、効果を認めていないところもあるようで、期待は薄い気がします。
とは言え、効果があったと感じている方もいますので、試してみてもいいかもしれません。

いずれにせよ、効果のある人と効果の無い人がいるということですので、効果が無かったら他のお茶をいろいろ試してみるのが良いですね。

まとめ

花粉症に効果があるお茶の中で、甜茶とべにふうきについてご紹介しました。

べにふうきの方が効果を感じている方が多いような印象がありますが、共通しているのは、どちらも効果のある人と効果の無い人がいるという点です。
そのため、1つだけを試すというより、効果が無かったら他のお茶を試してみるのは大事かなと思います。

また、お茶で完治するわけではなく、一時的に症状を緩和するだけになります。
なので、抗アレルギー剤を服用したり、腸内環境を改善したりなど、他の対策もあわせて行うことがオススメです。

試してみないと自分に合うかどうかわからないと思います。
まずは1か月など期間を決めて試してみてはいかがでしょうか。

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