花粉シーズンに洗濯物を外干しするコツ 干し方やカバーについて

花粉症対策

花粉シーズンの洗濯で気になるのは、やはり洗濯物に花粉が付着しないかという点ですよね。
洗濯物を干す際の花粉対策としては、部屋干しが一番です。
ですが、毎日部屋干しでは生乾きの臭いなど気になってしまいませんか。
いい天気なんだからたまには外干ししたいという方も多いと思います。
花粉が洗濯物に付着しないよう工夫をすれば、花粉シーズンでも外干しできそうですよね。

そこで今回は、花粉シーズンに洗濯物を外干しするコツについてご紹介します。

目次

花粉シーズンに洗濯物を外干しするコツとは

花粉シーズンに洗濯物を外干しすると花粉が付着します。
なので、花粉シーズンの洗濯物は部屋干しが確実です。
やはり花粉症の方がいるご家庭では、花粉が飛散する時期にはなるべく洗濯ものを外に干さない方が安心できますよね。

花粉シーズンの部屋干しについてはこちら

とは言え、花粉シーズンでも洗濯物はやっぱり外に干したい!
そう思われる方もいらっしゃるかと思います。

ですが、花粉が付いた洗濯物をそのまま取り込むと、花粉もいっしょに部屋の中に持ち込むことになってしまいます。
ご家族に花粉症の方がいる場合は気になりますよね。

ここでは、花粉シーズンの外干しをする際のコツについてご紹介します。

花粉シーズンの洗濯物の干し方のポイントとは

洗濯物を外に干すことは、部屋干しのような臭いが部屋に充満して不快な気分になることがありません。
また、日光や風がある分、部屋干しよりも早く乾かせることができます。
花粉の付着を抑えることができれば外干しはメリットが多いとも言えます。

そして、洗濯物の干し方を工夫すれば花粉の付着を減らすことは可能です。
できるかぎり花粉の付着を抑え、気持ちよく洗濯物を干したいですね。

花粉は毎年だいたい関東で1月の下旬頃から飛散し始めます。

この時期になると、日本気象協会などで花粉飛散予測を発表します。

1月頃からマメにチェックしておいた方がいいですね。
花粉の飛散に遅れることなく、洗濯物の花粉対策も始めましょう。

ここでは、花粉シーズンに洗濯物を外干しする場合のポイントについてご紹介します。

花粉の飛散量が少ない時間帯に干す

洗濯は花粉の飛散量が少ない時間帯にできれば済ませたいものですよね。

環境省の花粉情報サイトにある「花粉症環境保護マニュアル」によると、花粉が多い時間帯は1日に2回あるようです。

東京都千代田区の測定では、

  • 11時ごろから14時ごろでピークは12時
  • 17時ごろから19時ごろでピークは18時

になります。
洗濯物を干すのはこの時間帯を避けた方が良いですね。

早朝に干して早めに取り込むという方法もアリです。
ですが、洗濯物が乾くまでにも時間はかかりますので、早朝に干しても取り込むころには花粉がピーク、なんてことにもなりかねないですよね・・・

日本気象協会などの発表する洗濯指数を参考に、洗濯物の乾き具合を見て考えるのもいいですね。

夜21時ごろから朝8時ごろは花粉が少ないようなので、夜から早朝にかけて干すのもオススメです。
この場合、日光の恩恵は受けられないのがちょっと残念ですが、部屋干しの嫌な臭いは回避できそうです。

昼間に干す場合でも、できるだけ花粉の多い時間帯は避けた方が付着する量は抑えられると思います。

風の強い日は干さない

風が強いと、たとえ夜だとでも花粉の飛散量が多くなります。
地面に落ちた花粉が風によってふたたび舞い上がってしまうためです。

なので、外干しは風が強い日を避けた方が良いですね。

ウェザーニュースなど花粉量と合わせて風の強さも予想していますので、これらの情報もチェックして参考にするのもいいと思います。

柔軟剤を使う

洗濯をする際は柔軟剤を使用することをオススメします。

花粉は静電気が発生すると付着する量が多くなる傾向があります。
そのため、衣類の静電気の発生をおさえることで、花粉の付着量を少なくすることができるというわけです。

柔軟剤には柔らかく仕上げるだけでなく静電気を防止する効果があります。
もし普段から柔軟剤を使っていない方でも、この時期だけは柔軟剤を使って仕上げを行いましょう。

静電気防止スプレーをかける

洗濯物を花粉が付きにくくしてくれる静電気防止スプレーがあります。

例えば、花王の「リセッシュ 除菌EX Plus プロテクトガード」という商品は、洗濯物に約10回スプレーしてから外干しすることで、花粉の付着の原因となる静電気を抑えてくれます。
PM2.5やハウスダストの付着も抑えてくれるらしいので、花粉シーズン以外でも活躍しそうですね。

また、洗濯物以外にも、外出前のコートやジャケットなどに15回ほどスプレーすることで、花粉などの付着を抑えてくれるという優れものです。

タオルは部屋干し

フェイスタオルやバスタオルなど顔につけるものは部屋干しにしましょう。

花粉がたくさん付着したタオルで顔を拭いてしまったら大変です。
鼻から思いっきり吸い込んだり、目も拭いてかゆくなったり・・・

なので、タオルなど顔につけるものについては絶対に部屋干しにすべきです。

乾いたらすぐに取り込む

外で干している時間が長ければ長いほど、花粉の付着する量も多くなります。
なるべく花粉がつかないようにするには、洗濯物は干したまま放っておかずに、乾いたらすぐに取り込むようにしましょう。

花粉を落としてから取り込む

洗濯物を取り込む際は、付着した花粉を振りはらって十分に落としてから取り込むようにしましょう。
振り払うだけでも室内に持ち込んでしまう花粉の量をかなり減らすことができます。

なるべく短時間で済ませる

あとは、干しているときに自分自身に花粉が付かないように考えてみましょう。
部屋に花粉を持ち込むリスクを減らすことにもなります。

洗濯物も気になりますが、自分自身も花粉症で洗濯物を干しに外に出るのも辛い、という方もいらっしゃるかと思います。
花粉が少ない時間帯に干すのも良いですが、それでも気になる場合は、なるべく外にいる時間を短くするようにしましょう。

その場合は、洗濯物をハンガーにつけて物干し竿にかけるだけの状態に部屋で準備してから、外へ干しに行って竿にかけてすばやく部屋に戻る、というように外にいる時間を短くする工夫も対策になります。

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花粉から守る洗濯物カバーとは

花粉の飛散量が少ない時間帯があっても完全ではないし、できれば日が当たる昼間に干したい、という方もいらっしゃいますよね。

花粉を洗濯物に付着させないために、カバーを洗濯物にかけるという方法もあります。
実際に工夫してカバーをかけている方もいらっしゃいます。

  • ピンチつきハンガーにビニールを被せて干していた。
    風でひらひらするので、洗濯バサミをおもりがわりに下のほうにつけて。
  • ホームセンターで防砂用のシートを買って被せる。黒いものなら、滅菌効果も期待できる。

また、市販のカバーを利用する手もあります。

例えば、洗濯物保護カバーの「洗濯日和」という商品は、竿に通すだけで洗濯物が保護でき、花粉や黄砂、PM2.5の付着を梨地フィルムのカバーが軽減してくれます。
両サイドには立体メッシュを使用しているので、雨の浸入を防ぎながら通気性は確保され、使用しない時にはコンパクトになり、ホック付ベルトで固定できるようです。

このような商品を利用するのも花粉の付着を減らす効果がありそうですね。

洗濯物のカバーとして販売されているものは以下のタイプがあります。

  • テントのように被せるタイプ
  • シート状になっていて竿に掛けるタイプ
  • カーテンのようにベランダの外側でガードするタイプ

雨除けが目的の商品が多いですが、花粉の付着を防ぐことにも使えそうですね。

まとめ

花粉シーズンに洗濯物を外干しするコツについてご紹介しました。

花粉症の方にとっては、やはり部屋干しが確実です。
ですが、部屋干しの臭いが嫌い、という方や渇きが遅いのがイヤ、という方もいらっしゃるかと思います。
症状が軽い方や、気にしているけどまだ症状が出ていない方など、花粉が気になるけど外干ししたいという方は、うまく花粉の付着を減らして外干ししてみましょう。

花粉の付着を減らす方法として、まずは干す日や時間帯を工夫することができます。
風の強い日や花粉の飛散量が多い時間帯は避けることも花粉対策になりますね。

ですが、花粉の少ない時間帯は必ず大丈夫、というわけではありませんし、いきなり強い風が吹く時もありますよね。
なので、衣類に花粉を付着しにくくするという対策もした方がいいでしょう。
柔軟剤を使ったり静電気防止スプレーをかけたりすることで、花粉が衣類に付着する量を減らすことができます。

洗濯物保護カバーを利用すれば、更に花粉の付着を減らせますね。

また、取り込む際も、乾いたらすぐに取り込む、花粉を落としてから取り込む、など気を付けることで、部屋の中に持ち込む花粉を減らすことができます。
そして、タオルなど顔につけるものは、外に出さずに部屋干ししましょう。

工夫次第では外干しでも花粉の付着を減らすこともできます。
花粉症の症状に影響しない程度に、外干しもしていきたいですね。

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