日差しが強い時期になると紫外線を気にされる方が多くなると思います。
中には、自宅などの室内でも紫外線対策は必要なのか気になる方もいらっしゃるようです。
室内でも紫外線は入ってくるのでしょうか。
そして、室内でする紫外線の対策とは何があるのでしょうか。気になりませんか?
または、ちょっと紫外線に対して気にしすぎかな・・・とお考えの方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、室内での紫外線対策についてご紹介します。
目次
紫外線対策は室内でも必要?
紫外線が強い季節になると、外出する際に紫外線を浴びてしまうことを心配する方も少なくないと思います。
でも、室内だったら屋根があるんだし、紫外線は入ってこないから大丈夫、と考えていませんか?
実はそんなことはないのです。
紫外線の中でもA波と言われる紫外線は窓ガラスや薄手のカーテンなどを通過し、室内にも入ってきます。
極端な話、日光が届くところは紫外線が含まれていると考えてよいです。
紫外線は波長の長さによって「A波(UVA)」「B波(UVB)」「C波(UVC)」に分けられます。
このうち地上に届くのは紫外線A波(UVA)と紫外線B波(UVB)の2種類です。
紫外線B波(UVB)とは、長時間の日光浴により肌が真っ赤に焼けたりする日焼けの原因となる紫外線です。
UVBはエネルギーが強くシミやそばかす、皮膚ガンの原因にもなりますが、波長が短いため、紫外線A波(UVA)よりも地上に到達する量は少なく、全紫外線量の約10%ということです。
一方の紫外線A波(UVA)は日焼けにはなりにくいですが、シミやしわやたるみの発生に大きく関係していることが近年の研究で明らかになってきました。
紫外線A波(UVA)はオゾン層を通り抜けやすく、また雲や窓ガラスも通り抜けやすいという性質を持っています。
曇りの日も日当たりの良い家の中でも対策が必要ということです。
紫外線の室内での対策方法とは
では、室内でできる紫外線の対策とはどんなものがあるのでしょうか。
紫外線の室内での対策 窓にフィルムを張る
窓ガラスに、UVカットフィルムを張ります。
透明色の薄いフィルムです。
これだけでも室内でのUV対策になりますし、これでもう日光を気にすることもありません。
カーペットや畳の色あせ防止にもなります。
紫外線の室内での対策 カーテンを変える
窓にUVカットフィルムを張っても、窓を開けてしまうと効果が無くなってしまいますよね。
そんなときには、レースのUVカットカーテンを取り付けてみましょう。
遮光カーテンの方が光を遮ってくれますが、部屋が暗くなってしまうのでレースの方が良いかと思います。
窓ガラスのUVカットフィルムほどではないですが紫外線をカットしてくれます。
但し、やはり窓ガラスのUVカットフィルムより紫外線カット率が劣る点が気になりますよね。
ですが、真夏の日差しが強い時期はエアコンをつけて窓も開けていないと思いますので、その時はUVカットフィルムが活躍するでしょう。
そして、真夏より日差しが少し弱い春先や秋に窓を開けるときは、UVカットカーテンでしのぎましょう。
紫外線の室内での対策 日焼け止めを塗る
それでもまだ気になる方もいらっしゃるかと思います。
そんなときは、室内でも日焼け止めを塗るという方法があります。
日焼け止めには「SPF」と「PA」が表示されています。
これはUVBとUVAに対してどのくらいの効果があるのかを示しているものです。
室内で気を付けるのはUVAの方なので、PAを見る必要があります。
PA(Protection Grade of UVA)とは、UVAの防止の効果を表す数値で、+の多さが効果の高さを示します。
PA+からPA++++までの4段階があります。
日焼け止めによる肌への負担も気になりますので、室内で使う場合はあまり数値の高くないものを使った方がいいですね。
飲む日焼け止めサプリを使う
家の中にいながら日焼け止め対策を万全にするのも大変ですよね。
また、常に紫外線を気にしながら生活するのもストレスになりますので、更にお肌に悪い影響が出ないとも言えません。
最近話題の「飲む日焼け止め」や「日焼け止めサプリ」と言われている商品は、身体の内側からの紫外線対策をするためのものです。
外からの日焼け対策を常に万全にするよりも手軽にできますよね。
このような飲む日焼け止めサプリを活用することで、安心して普通の生活を送ることができます。
例えば、この「インナーパラソル16200」というサプリメントはニュートロックスサン高配合の商品になります。
ニュートロックスサンとは、シトラスとローズマリーから抽出した天然のポリフェノールで、日本製の飲む日焼け止めサプリに多く含まれる成分です。
ニュートロックスサンが持つ抗酸化作用により活性酸素の発生が抑えられるということです。
ニュートロックスサン配合を謳っているサプリメントもいろいろありますが、ポイントは、効果があることが検証された250mgが1日分の分量に配合されていることです。
ニュートロックスサンの効果を調査した論文によると、1日に250mgの分量を85日間(約3ヶ月間)飲み続けることによって、紫外線に対抗する肌の機能が150%アップしたということです。
しっかりと効果を得るならば、1日に250mg摂取できる高配合のサプリメントを選びたいものです。
このインナーパラソル16200には1日分に推奨量である250mgのニュートロックスサンが配合されています。
推奨量を入れないと使うことができないニュートロックスサンの「日傘サプリ」ロゴがパッケージに入っているのがその証拠です。
美肌にこだわりたい方はこのようなサプリメントを検討してみてはいかがでしょうか。
紫外線を気にしすぎ?
ここまでいくつかの対策をご紹介しましたが、いくつか注意点があります。
紫外線の必要性について
まず、人間の身体にとっては適度な紫外線は必要になるという点です。
日光により紫外線を浴びることで、皮膚でビタミンDが合成されます。
ビタミンDは骨の健康を保つための働きを持ち、免疫力向上の効果もあると言われています。
また、血行促進、新陳代謝促進の効果もあります。
1日に15分程度、両手の甲を日光にかざすだけで十分だそうです。
また、紫外線ではないですが、日光を浴びることにより体内時計をリセットして生体リズムを整えるということもあります。
更にメラトニンが分解されて目が覚め、セロトニンが分泌されて活動レベルがあがります。
セロトニンは幸福ホルモンと呼ばれ、ストレス低減、うつ改善にも必要なホルモンです。
紫外線対策をする方でこんな悩みの方もいらっしゃいます。
- 10代の頃は紫外線対策気にせず精神的にも前向きだったのですが、20代に入り紫外線対策を万全にしてからかなり鬱っぽくなってきました・・
ただ肌はおかげでかなり綺麗なので、どっちをとるかになるのでしょうか・・?
紫外線は全くの悪者というわけではありません。
なので、極端な紫外線の除去はお勧めできません。
身体にも精神的にもマイナスに作用してしまう可能性があります。
過剰な紫外線は身体に悪影響を及ぼすので対策が必要ですが、例えば、朝9時前の紫外線が弱い時間帯に日光を浴びるなど、適度な紫外線は受けた方が良いです。
紫外線恐怖症
過剰に紫外線を恐れる「紫外線恐怖症」の方もいらっしゃるようです。
- ここ3年、紫外線に対して異様な恐怖心を持ち、日常生活で支障をきたしている。
外出時は季節関係なく完全防備で完全に怪しい人にみえると思う。
本当は完全遮光した部屋から一歩も外に出たくない。 - 20歳くらいから紫外線が気になり出し、25歳くらいからは外出はなるべく避け、外出時は季節に関係なく長袖、日傘、紫外線カット眼鏡、マスク。
ただ日光を浴びないと症状が良くならないかなと思ってきたため、日中の在宅時にはカーテンを開けるようにしている。 - 紫外線恐怖症。窓から入ってくる紫外線も気になる。家では遮光カーテンをしている。
新しく病院の受付業務の仕事をすることになったが、そこは窓が大きくかなり日当たり良好。
紫外線遮断する薬みたいなのがあるのでそれを塗るか、かけようと思っている。
テレビやネットなどによって紫外線は悪だという過剰な情報配信も問題のような気もしますが、ここまでくると日常生活に支障をきたしてしまいます。
また、お子さんに対しても過剰に気にされている方もいらっしゃいます。
- 4歳の息子と1歳の娘がいる。今、自分が紫外線対策に過敏になりすぎていて、子どもたちにもつい神経質になってしまう。
私は、日光過敏症や紫外線アレルギーではなく、紫外線恐怖症。
一番過ごす時間の長いリビング等には、紫外線カットシート等貼っている。
でもあまりに過敏すぎると、子どもの精神安定状良くないですよね。
ご自身やお子さんの身体を気遣うつもりで紫外線を気にしすぎたせいで、日光の不足で鬱になったり、ビタミンDの不足で骨粗しょう症になったりしたら本末転倒ですよね。
何事もやりすぎは禁物です。
適度な対策を心がけましょう。
まとめ
室内での紫外線対策についてご紹介します。
室内であっても紫外線A波(UVA)は入ってきます。
しっかりと紫外線対策をしたい場合は、窓にUVカットフィルムを張ったりUVカットカーテンを取り付けてみたりしたらいかがでしょうか。
しかし、あまり過剰に気にしすぎるのも問題です。
紫外線や日光は必要ないわけではありません。
適度な紫外線・日光を浴びることは健康にも精神的にも良いことです。
適切な紫外線対策と適度な日光浴で身体も精神も健全に過ごしたいですね。